本気でオンラインポルノを絶つ人のためのブログ

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オナ禁、断捨離、ダイエット、FIRE、デジタルデトックス、ミニマリストなどは「アンチ」として出現したのか

どうも、ずっとオナ禁をしているせいか先日夢精しました。これで5回目です。

男にとって、精子を定期的に排出することがいかに自然現象か分かります。定期的な自慰は恥ずかしいことでもなんでもありません。ポルノがいけないのです。

 

 

さて、物が増え過ぎた反動として断捨離ブームが起きたように、ポルノ中毒の反動としてオナ禁が出現したのでしょうか。 しかし、断捨離ブームを経てもなお、整理整頓や断捨離をテーマにした本や雑誌がなくならないのは、断捨離が一種の経済活動だからでしょう。

 

つまり、断捨離を習慣にして、自分に必要な物だけで暮らせるようになった人はほんの少数しかおらず、圧倒的多数の人間はまた物だらけの生活に戻ってしまっているということです。 だから、断捨離関連の情報はなくなりません。

 

ダイエットの情報と同じです。 痩せては太り、捨ててはまた物を買う。 このループを繰り返しているのが大抵の人間なのです。

 

ではポルノはどうでしょうか? ポルノ断ちをしても、大多数の人はまたポルノ産業にお金と時間を消費していると思います。ポルノ産業から足を洗っても、また戻ってきてしまうのです。風俗嬢が、一般企業の稼ぎがバカらしくてまた風俗産業に戻ってくるように。

 

それだけ成功者は少ないのです。それは資本主義的な欲望を満たすために利用しているからです。見方を変えれば、アンチ的な価値を実践する人は、ふつうの人々より強欲な人です。

 

以下に、既成の価値に対して対義的に出現したと思われる現代の価値をテキトーに列挙します。

 

断捨離、ミニマリスト⇔物の大量消費社会

 

ダイエット⇔食い過ぎ、飽食社会、糖尿病、肥満

 

増税、経済格差や市場競争の激化によるタフな社会の到来⇔筋トレ

 

オンラインポルノの氾濫⇔オナ禁、ポルノ断ち

 

FIREによる早期リタイア⇔増税、資本主義の成熟による格差拡大、資本家による搾取の増大により労働が馬鹿らしくなる

 

デジタルデトックス⇔パソコン、スマホの大量時間浪費による心身への害

 

 

私が考えるに、これらは既成の価値を否定するアンチのようで、実は罠ではないかと思っています。

 

すなわち、あなたがこれらの価値を「成功者になるため」に実践するならば、アンチ的価値は資本主義のさらなる成長のために利用されるだけです。

 

つまりあなたは資本主義というシステムのために生きているだけです。資本主義という概念に自分を乗っ取られて実体化させられていると言えます。

 

あなたがもしタフな社会に適応するために必死で筋トレをするならば、それは資本主義のための努力です。すなわちそれは、自分らしく生きるために筋トレしているのではなく、資本主義社会で自分が他者より優位に立ちたいから努力しているのです。

 

他者より秀でたい、モテたいから努力しているだけです。もっと良い家、もっと便利で快適な物、もっと高い評価、もっと高い稼ぎを際限なく追求することはあなたが資本主義になるということです。

 

あなたがもし「資本主義的な成功者」になるというスタンスで断捨離や筋トレやオナ禁を実践するならば、それは資本主義の最も忠実な奴隷であることを意味します。

 

あなたは資本主義という単なる経済システムの概念をいつしか自分の人生に組み込んだロボットに成り果てます。 あなたの言葉、行動、感性、感情、欲望は資本主義経済を成長させるためのものです。最終的にあなたがシステム化されていきます。

 

もしあなたが、資本主義的な成功のために禁欲して成功しても、あなたは資本主義の「概念の代弁者」という奴隷として成功したのです。

 

私がポルノ断ちをしているのは、自分らしく生きられなくなるからです。 自分の得意な仕事をして、害悪をもたらすアパートの騒音や通勤渋滞などから逃れ、質素に暮らせればそれでいいです。今ある物で満足しています。

 

資本主義社会にいる以上、誰もが資本主義的な欲望を持っています。私もあります。ただ今の日本はもう十分豊かになったので、多数派の生活を真似する必要はないと思うようになりました。

 

これから資本主義が成長していけば、普遍的価値観に留まるための努力は倍増していく予感がします。マシマシです。

 

例えば、新築マイホームのローンを夫婦で返していくことがキツくなり、子供が成人したら、子供と一緒に返していく時代がやってくるでしょう。成人しても実家を出ない、出られない若者が増えたのは経済的にタフな時代が本格的に近づいている兆候です。今はまだ序の口で、資本主義の見せ場はこれからです。資本主義を音楽に例えるなら、格差拡大がサビの部分です。今はサビの手前な感じがします。

 

この過酷な経済システムを生き抜いていくには、若者のように実家に住んで、軽自動車に乗って資産形成や遊びに励むことです。

 

けれど私は親と絶縁しているので、残る方法は2つです。

 

①必死に資本主義的努力をして、平均的な暮らしから振り落とされないように生きる。みんなと同じ安心感のために生きる。労働時間を増やす。

 

②生活水準を下げる。資本主義にしがみつくのをやめる。資本主義への敗北を認める。万が一の時は生活保護を受ける。

 

私は②です。 もうくたびれました。以前勤めていたホワイト企業でのことです。年に一度の昇給があったのですが、給料があがってもちっともうれしくなかったです。

 

私の場合、必要以上のお金を追求しても幸せになれないと分かりました。私の人生は富の過剰な追求をするメリットはないようです。

 

私は資本主義を全否定していません。私は騒音のない静かな暮らし、水道のおいしい水と温かいシャワー、冷蔵庫と洗濯機、掃除機、エアコン、暖房器具などで満足です。もうこれ以上の快適さは要りません。これ以上速い通信回線も乗り物も要りません。 私はこれらの生活水準が維持できれば低年収でいいです。

 

資本主義は人間の勝ちたい、優越したい、見下したい、誇りたい、奪いたい、傷つけたい、速くしたい、ラクしたい、注目されたい、成長したい、役に立ちたいという気持ちに大きく拍車を掛けるシステムだと思います。資本主義は成長すればするほど人を凶暴化させる乗り物です。

人は本当は分かち合いたいのではないでしょうか。有り余る何かをみんなと一緒に分かち合って、助け合って生きたいのではないでしょうか?

 

必要以上の何かを本当に一人占めしたいんですかね?

 

私が本当に欲しいのは気の合う人々と他愛ない話しをしたり、スポーツをしたりする時間だと思います。

 

そういう人生のためにポルノ断ちやニュース断ち、ポイ活をしない人生を選んでいます。

 

心身をぼろぼろにして普通の暮らしを追うより、質素な暮らしでいいです。

 

私の好きな哲学者に、

 

自分が何度も苦しんで悩んで選んだことは基本的に正しい

という言葉があります。

 

追いかけて、追いかけて、心が病むまで追いかけてもダメだったら、もう降りていいと思います。 お互い、自分の感性と満足感を大切に生きていきましょう。

 

そのためのオナ禁、ダイエット、断捨離、筋トレ、FIREをしましょう。