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無関心と思考停止の日本人を待ち受けているもの

私はこのままの日本が続けば、奴隷や囚人のような社会になると思います。

 

日本人は和を尊びますが、現代人はそれを極端なまでに誤解しています。

 

 

小学生のあだ名を禁止。

 

テレビ局が視聴者のクレームの言いなりになってコンプライアンスに過剰に気を遣い、くだらない番組しかなくなる。

 

ファブリーズや柔軟剤など過剰に清潔さにこだわる。

 

未だにコロナワクチン注射をしている。

 

これらをみると、日本人は無菌社会を目指していくと確信しています。

 

誰も傷つかない社会。

不潔なものをどこまでも除去する社会。

 

このような社会を目指していくと、現代人はどんどん生き辛くなっていくでしょう。

 

このままでは私たちを待ち受けている社会は経済面では格差が大きく、精神面ではとてつもなく欺瞞的で息が詰まる社会になります。

 

深く傷つくことやバイ菌が多過ぎるのはたしかに問題です。

 

犯罪被害や虐待などの深い傷つきは必要ありません。

 

しかし多少の傷つきやバイ菌は人生に必要なものです。

 

誰も傷つかない社会、無菌社会を目指すと、人はほんの少しのストレスで病気になるでしょう。

 

生きる免疫がなくなります。

 

誰も傷つかない社会。無菌社会は全く多様性のない社会です。

 

自由や思考を放棄した人々が権力に管理・支配されることを望む社会です。

 

古来から日本人を形成してきた和や調和とは誰も傷つかないことでもなく、悪いものを徹底的に排除することでもありません。

 

本来それは、「みんなちがって、みんないい」という意味でした。

 

より良い社会とはバイ菌がいなくなる社会ではなく、適度にバイ菌を自分の人生に取り込む社会です。

 

無菌100%を目指してはいけません。ここを目指すと社会も人生も悪化します。

 

良い菌70~80%、悪い菌20~30%が最もより良い社会です。

 

菌をAとBという要素でみる必要があります。

 

人生での多少の傷つき、バイ菌は人間に必要なのです。

 

和とは全ての人間の考えを同じにするのでもなく、誰一人として傷つかないあり方を目指すのでもありません。

 

このままいけば日本人はそのうち、傷つきやバイ菌に復讐されるでしょう。

 

人生での多少の傷つきやバイ菌が自分を守ってくれていたと気づくのはその時です。

 

日本は、若い人の死因の第一位が自殺です。

 

これは潔癖社会を目指した日本が生み出したものです。

 

すなわち、若者の免疫が低下しているのです。

 

人生には2~3割のバイ菌、ストレス、不条理、意味不明なこと、複雑さが必要なことを忘れた大人たちの責任です。

 

もうこれ以上、なにがなんでも傷つかないこと傷つけないことを目指すのはやめませんか?

 

私自身もそうです。

 

この記事は私に向けて書きました。

 

傷つくこと、恐れ、不安、さみしさも人生の醍醐味です。

 

じっくり味わっていきましょう。